マダガスカルから?の話
私が複雑な心境になったお話をします。
あることがきっかけで、日本でも流行っていると思いますが、
多肉植物が好きになりました。
多肉植物に癒やされる日々。
そんな日々を過ごしていると、やはり、種類が欲しくなるんですね。
(多肉植物に興味のない方には申し訳ないです。今日はこんな感じです。)
そんな欲求で歩いていますと、そこらへんにいるんですよね、多肉ちゃん。
ぽこぽこ生えてきていて、手入れも簡単そうなやつだなぁ。と思いました。
ちょっと毒々しい感じがします。
大きくなると、こんな感じです。
ちょっとアマゾンライダー的な位置づけを私はしてしまいました。(わかってくれる人はいるのか?)
調べてみると、
この多肉の名前は
Mother of millions (マザーオブミリオンズ)
別名でデビルズバックボーンというのも出てきました。
花は赤、黄色、オレンジのどれかが咲くそうです。
私が見つけたものは、赤い花を咲かせていました。
最高で1mの高さにもなるそうです。
多肉畑!
と、多肉好きにはいい感じですが、実はこの子、
オーストラリアにとって、迷惑な植物に認定されています!
オーストラリアは大陸なので、在来種を保護する!という気持ちが強いのです。
そのため、外来種の雑草を制限するために、4段階のカテゴリーを設けています。
Mother of millionは2-5までのカテゴリーのうち下から2番めのカテゴリー3に認定されています。
カテゴリー3は、
この植物の売買の禁止。許可がない限り、勝手に植えることはできない。
です。
もともとはマダガスカルの植物らしく、(どうやってきた?)オーストラリアの植物の生息地を侵略してしまうぐらい
生命力が強く、広範囲に広がりやすいということです。
多肉なので、茎からも増えますし、葉っぱからだって増えます。もちろん、花を咲かせ、種ができれば、そこからも増えます。
この多肉のだめなところは、毒性であること。
干ばつが起きたときに、牛が食べるものがなく、この多肉を食べて死んでしまった。
ということが起きたそうです。
コレクションにいれてしまおう!と思いましたが、
やめました。
多肉が迷惑がられていると知った時の、
複雑な心境のお話でした。