オーストラリアのTIPSの話
海外旅行で一番困るのが、
TIPS
チップ。
To Insure Prompt Service
の頭を取って、
TIPS
Prompt は迅速とかそういう意味なので、
迅速なサービスの保証というのが、直訳になりますでしょうか?
では、
この国オーストラリアはチップが必要なの?
オーストラリアには、チップ制度、習慣はありません。
しっかりと個人に給料が支払われているからですね。
つまりサービスは料金に入っているということですね。
でも、旅行誌などでよく見かけるのが、
「特別なサービスをしてもらったら・・・」
とか、
「ホテル・レストランでは、サービス料が含まれていなかったら・・・」
とか。
チップは基本払わなくていい。
と言っているのに、
払ったほうがいい場合もある。
と書いている。
日本にはチップ制度がありません。
でもですよ、
タクシーに乗って、
1メーターで申し訳ない!
って思ったら、
「お釣りは取っておいてください」
って言ったことありません?
これ、立派なチップですよ。
おひねり、心付けなども、
チップと言い換えてもいいと思います。
日本人も粋にチップを渡していると思います。
強制力がない分、かっこいいですよ。
気風がいいってなもんですよ。
ちょっと江戸っ子が出てしまいましたね。
前置きが長くなりましたが、
レストランで食事をした場合、
基本、チップを置く必要はありません。
ただ、
とても料理がおいしく、感動した!
といった場合は、
「これをシェフに渡しておいてください。とても美味しかったです。」(For Chefs. Food was great. Thank you.)
と、お会計の際にチップを渡せば、
忙しくなければ、きっとシェフは挨拶にきます。
これなら、チップを渡す価値がでませんか?
同じように、
「これはあなたに。ありがとう」(This is for you. Thank you for your amazing service.)
と、担当してくれたウェイターに渡せば、
満面の笑みで送り出してくれるでしょう。
チップは支払いではなく、
渡すもの
です。
オーストラリアでも
同じだと思います。
いいサービスを受けたら、渡す。
良くなければ、渡さない。
つまり
オーストラリアも日本と同じ。
チップを渡さなくても、なんとも思われない。
そういうことです。
チップが払いたくなるようなサービスに出会えることを
お祈りしております。