QLDの取り組みの話
2018年11月からクイーンズランド州が取り組んでいることを
ご紹介したいと思います。
観光とは少し違いますが、
オーストラリアを知るにはいいのかな?
と思います。
去年の11月から取り組んでいること、
それは、リサイクルです。
クイーンズランド州だけで、約3億の缶やペットボトルを使っているそうです。
そのほとんどが、ゴミになっていたという事実。
そこで、アデレードがあるサウスオーストラリアでは、すでに行われていた、
10c Refund (Containers for Change) (10セントで買取)が始まりました。
これは、缶やペットボトルに
10c
と書いてあるものを、230箇所以上あるリサイクル場(簡易のものも含まれています)に持っていくと
缶など一本に付き10cと交換してくれるというものです。
3Lのペットボトルや、ワインボトル、牛乳パックなどはリサイクル出来ませんが、
ほとんどの飲み物の容器は交換してくれます。
オレンジ色のメッシュの袋も無料で配られていて、沢山の人がリサイクルのために持ってきます。
CRUNCH(クランチ)というところに登録すれば、
空き缶が商品券になったりします。
現金がいい方は$50までその場で現金に交換してくれます。
持っていった缶は、この大きな機械に流され、
何本あるのかを数えてくれます。
後ろに山積みになっているのわかりますか?
これだけリサイクル出来ていたものを、
去年の11月前は捨てていたということですよね。
多いときは、この天井まで積み上げられています。
オーストラリアとしては、ゴミが減り、リサイクルできる。
消費者としては、10cで買ってくれる。
お互いにいい事だらけですね。
最近では30本入りにコーラの箱にも、
「$3キャッシュバック」
と書いてありました。
オーストラリアは大陸なので、固有種が豊富です。
それらを守るためにも、ゴミを減らして環境を守るということは大切です。
なにはともあれ、クイーンランド州が買い取ってでもゴミを減らしたい!
と動いてくれたことが素晴らしいと思う私でした。