ほぉ。と納得。

こんにちは。

ファミリーサポートのしゅううです。

 

 

 

 

 

最近、暖かな日が続きますが、

まだ朝晩は少しだけ冷えますね。

私は寒がりなので、そんなことはない!という方も

いらっしゃると思いますが、

徐々に過ごしやすい気候になってきましたね。

 

先日ある面白い本を見つけたので、

そのことについて書いてみようと思います。

 

その本は、

「還暦からの底力

歴史・人・旅に学ぶ生き方

出口治明著」

です。

その中で、

「日本の定年制度は撤廃すべき」

というものが、はじめの方に出てきます。

 

そもそもこの定年制度があるから、

人生100年時代と呼ばれるようになった現代で、

65歳で仕事を辞めさせられて、

老後の資金に不安になる。

そして、年金では暮らしていけない人たちが出てくる。

 

という問題提起から始まります。

 

確かに、100歳まで生きるとして、定年後35年もあるわけですから、

誰かに養ってもらう、貯金を切り崩し、年金をもらいながら

ほそぼそと生活をしなくてはいけない。

と思う人が多くいるのもうなずけます。

確かに定年までに〇〇千万円貯めなさい!

とか、老後〇〇円必要だ!

みたいな記事を読んだことがあります。

不安を煽るような記事ですよね。

 

そこで、高齢者という定義はなんなのか?

ということです。

出口さんは、

半世紀も前に報告されたWHOの

「65歳以上の人口が全人口の7%を超えると高齢化社会と呼ぶ」

いうことから来ていると書いておられます。

しかし、半世紀も前のことなので、

当時の平均寿命は男性63歳女性67歳であり、

そのまま受容されたようです。

そして今は、75歳以上を高齢者と呼ぶようになり、

10年の差ができました。

 

面白いことが書いてあるのですが、

昔の65歳と現代の75歳が相撲をとっても、

現代の75歳が対等に勝負ができ、勝つ可能性もある。

という例えていらっしゃいました。

おもしろいですねー。

 

相当な差があるように感じるこの年齢差ですが、

今と昔ではこれだけ医療の発達や、食べ物の栄養と摂り方がうまくなり、

寿命がのびたということですよね。

 

65歳で定年。

という決りをなくして、働いたほうがいい!

というのも納得です。

 

私の父は自営業でして、そろそろ80歳になりますが、

まだまだ現役で車で配達をしております。

さすがに営業時間は短くなったようですが、

まだまだ必要とされていると感じているらしく、

毎日毎日仕事をしています。

そのおかげか、免許証も一発で更新できたようですし、

話し方もしっかりしていて、ボケとは無縁のようにも感じます。

 

一生懸命働くほうが健康寿命にはいいんですよね。

仕事ができなくなれば、 会社をクビになりますし、

仕事ができれば、どこででも働けます。

役員ともなると、能力があるはずですから、

もっと可能性は出てくると思います。(変なプライドさえなければ・・・)

 

私はこの本を読んで、

できることがあり、それでお金がもらえるなら、

おじいちゃんと呼ばれるようになっても

働いていたいなぁ

とうっすらと思うようになりました。

 

みなさんにもおすすめの本です。

ぜひぜひー

 

 

参照

還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方

出口治明著

講談社現代新書

2568