ぽっくりについて考えました。

こんにちは。

ファミリーサポートのしゅううです。

 

 

 

 

 

今日は

「ぽっくり逝く」

についてかんがえてみました。

 

 

 

 

「ぽっくり」とは「保久利(ほくり)」という大和言葉(日本の固有の言葉)で

「久しくご利益が保たれる」という意味から、

「阿弥陀様が迎えに来られ、保久利往生する」

ということです。

 

と、語源を知ったところで、みなさんが使っている意味とはちょっと違いますよね?

たぶんですが、キリスト教の日本人も、

「ぽっくり逝きたい」

と一回は言っていると思います。

 

「ぽっくり逝く」の定義を決めないといけませんね。

「ぽっくり」とは

誰にも迷惑をかけず、病気などにも苦しまず、安らかに最期を迎えること。

とします。

皆さんこんな感じのことを「ぽっくり」から連想するのではないでしょうか?

 

この定義を決めてしまうと、

「ぽっくり」ってハードル高くない?

って思いませんか?

 

まず、「誰にも迷惑をかけない」。

 

阿弥陀様が迎えに来られるが語源ですから、やはり迷惑はいけませんね。

例えば、事故でぽっくり。

これは、もともとの意味とは違ってしまうので、使い方が違うという点と、

事故は少なからず、誰かに迷惑をかけてしまう。という点から、

ぽっくりではありません。

他には、老衰で安らかに眠るように最期を迎えたとしても、

生前整理をまったくせず、遺言書もないとなると、

死後残された家族に迷惑をかけてしまう。

自身は満足して最期を迎えたとしても、家族に迷惑がかかるなら、

やはり「ぽっくり」とは言えないでしょう。

 

次に「病気などにも苦しまず」ですが、

これは難しいですよね。

いつ病に冒されるかは誰にもわかりません。

生活習慣の見直し、食生活の見直しなどやれることはいっぱいありますが、

こればっかりは、最期を迎えるまでわかりません。

私が大好きだった格闘家故山本KID選手も、あれだけすごい体をしていながら、

癌になってしまいました。

オーストラリアではGPで検査ができますよね。

体調が悪くなくても、定期検診を受けることにより、

ぽっくりに近づけるのではないかと思います。

 

最後に「安らかに最期を迎える」。

「安らかに」には、人それぞにいろいろと意味があると思います。

昔でしたら、

「畳の上で死にてぇ」

と江戸っ子は言っていたはずです。

どこで死にたいか。

家なのか?病院なのか?

誰に看取られたいか?

家族か?一人か?

 

「安らか」を完璧に求めるのか、それとも妥協案でいくのか。

自己満足で達成するのか、死後、家族、友人から言われることにより達成するのか。

ここはいくらでも融通がきくところですね。

 

ここまで見てきて、「ぽっくり逝く」ためには、

健康である

ということが大前提になるということがわかりました。

いくつまで生きられるかはわかりませんが、

老衰=ぽっくり

というような感じがします。

そのため、健康的、活力的に生活をし、

人生を思い切り楽しむことが必要ということですね。

 

そして、その他に、

エンディングノート・遺言書を作成し、死後家族の負担にならないようにしておく。

自身の希望などを残したことを家族に伝えておく。

生前整理をし、身軽になっておく。

などが不安要素がなくなり、

「今」をいっぱいに楽しめることに繋がるはずです。

 

ぽっくり目指し、元気ゴールドコーストを楽しみましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献