バイリンガルのしつけ?
こんにちは。
ファミリサポートのしゅううです。
オーストラリアで生活をしていると、
いろいろな文化に触れられます。
その分、文化の数だけ
「当たり前」
が存在します。
そのような環境の中で育てるにあたり、
娘には、
「なにを当たり前にできるようになって欲しいか??」
を考えていかなくてはいけないな。と思っています。
つまり躾ですね。
今日は、一番(私が思っているだけですけど)躾が必要と思われる、
食事のマナーで考えていきたいと思います。
日本人は箸を食事で使います。
そのため、幼い頃から、
持ち方、作法などを教えられます。
日本では、これが日本の「当たり前」です。(ですよね?)
箸にはいろいろな決まりごとがあります。
そして、それぞれに名前があります。
「ねぶりばし」「しずくばし」「迷いばし」などなど。
相撲の決まり手みたいですよね。
箸専門店の店頭に、
ずらずらと箸の禁止事項が書かれていて、
箸の難易度を高めているなぁ。と思った事があるくらい
箸のルールはいっぱいあります。
全てを教える事は私にはできませんが、
日本人として育てたいので、
持ち方だけではなく、こういった作法もできるだけ教えています。
特に注意をしているのが、
姉妹で同じ食べ物を同時に箸でつかむこと。
これは日本人には説明不要と思いますが、
お骨上げに由来するものですよね。
オーストラリアでは、土葬、火葬、自然葬があります。
火葬をお願いすると、
温度が高いので、骨は残りません。
全て灰になるので、箸でお骨上げをすることができません。
(お願いするとやってくれるそうです)
つまり、オーストラリア人には
お骨上げの発想が生まれないというか、
必要ないということですね。
日本文化の中で育つことにより、
お骨上げの事を知り、そのため、
箸の使い方を間違えると
気持ち悪い気がしたり、違和感を覚えるようになるということです。
箸の文化を持つ国が日本以外にもありますが、
それぞれの文化、作法があるため、
オーストラリアで、
「日本人はこう使う!」
ということを教えていくのは
正直むずかしいとも感じています。
しかし、ここでバイリンガル教育に必要な
バイカルチャー教育です!
逆に言えば、
日本の文化を教えてあげられるチャンスと捉え、
娘にバシバシ教えていきたいと思います。