躾と言葉遣い
こんにちは。
ファミリーサポートのしゅううです。
オーストラリアに移住し、
オーストラリア人に接客をする経験をしながら、
子供ができたときに気がついたことがあります。
日本で勉強をしたことは、文法、単語であって、
その文法、単語を使って話しても、
要件は通じるが、会話にはならない。
ということです。
例えば、お店での会話で
私「これをください。」店員「かしこまりました。」
を日本で習った記憶だと(もう何十年も前ですが・・・)
“Can I have this?” “Sure” “Certainly.”
と、こんな感じになってくると思います。(違うかな?)
要件は通じていますよね?
もちろん、この文を言えば確実に欲しいものは買えます。
でも、オーストラリア人の親は、
“Can I have this?” と子供が店員さんに言った場合、
ほとんどの親が、
”Please.” と子供にプリーズを言いなさいと教えます。
そして、子供も”Please”と付け足して言います。
ということは、
プリーズがないと、日本語的には、
「これ、くれ。」「これちょうだい」
とちょっと粋な江戸前のおじさんみたいな感じに聞こえてしまうということです。
プリーズをつけることにより、
「これをください。」
に変換されます。
日本でも同じことを親はしていますよね?
我々日本人がカタコトで一生懸命英語で店員さんに伝えようとしている場合は
店員さんも一生懸命に理解をしようとするので、
お互いにPLEASEどころではないので、こういった場合は大丈夫だと思います。
実際、レストランで中国人の観光客(中国語で話しかけられるので)を相手にすると
聞き取れる単語をひろうのに一生懸命です。
なにかを相手にお願いするとき、
なにかほしいとき、注文するとき、
Can I have, Could I have, Would you mind,
などから会話が始まったら、Pleaseを最後に付けたほうが
相手に与える印象が違い、会話も続きます。
横柄に聞こえてしまった場合は、相手も最小限の会話になってしまいます。
もし、
Pleaseを言うの忘れちゃうなぁ
と思う方は、
Can I please have, Could I please have
と動詞の前にPleaseを先に言っちゃう!これ便利です。
とまずは自分がこのPleaseを言えるようにならないと、
子供にも教えられません。
子供は、伝えたいことを伝えようと必死です。
そこに言い方、伝え方を教えていくのは、親の仕事。
つまり躾です。
オーストラリアで子育てをするには、
英語での話し方も気をつけて躾をしないといけませんね。
さぁ、今日も気持ちよくPLEASEと言って、
気分爽やか、まわりも明るくしていきましょう!!